デリケートな問屋業

まぐろまんは製造工程もデリケートですが、流通経路もかなりデリケートです。メーカーである弊社工場を出荷した後に「1次問屋」から「2次問屋」を経て飲食店店やホテルなどに行く場合と、「2次問屋」から更に「3次問屋」を通過して施設の厨房や調理現場まで行くというケースなどがあります。当然のことながら弊社は1次問屋とのお付き合いで商談を進めて行きますが、実際に使用される調理師さんとはかなりの距離感があります。極力調理現場での状況を把握できたらと思っているのですが、間に何社も入っていることからなかなか実態を掴むのは容易ではありません。特に問屋さんたちは何百種類もの商品を扱っていることから一商品に拘っている余裕などないというのが現状です。そんな状況ですからまぐろまんも、突然注文が止まってしまったり、急に再開したりということが頻繁に行われます。理由を尋ねても1次問屋では把握し切れていないことが多いです。今回も、4月までは毎週のように注文が来ていた社食施設から突然止まってしまい、その理由も全く分からないまま時間が経過して行きましたが、この時期になって再び注文が入って来ました。有難いことですが、出来ればその理由を知りたいです。恐らく止まった時の理由と同じように「不明」となるのでしょうが、だからと言って飛び越えることは出来ません。そこに大きな難しさを感じます。ですが、再開できて一安心です。