雪に追われて

日本列島を更なる寒波が押し寄せ、北日本だけではなく東海地方にまで積雪の範囲が広まるという今朝のニュースをホテルの部屋で見ながら本当に慌ててしまいました。雪国生まれで雪には慣れ親しんで来たので問題はないつもりでいましたが、現在の場所がほとんど雪には縁遠い東海地方であり、更に関西に戻るには難関がありました。その前に本日のスケジュールに入れていた名古屋市内での問屋さんとのアポを早急にキャンセルし、1分でも2分でも早く帰路に着くつもりでホテルを飛び出しました。東名高速に乗った頃から既に雲行きが怪しく徐々に雪が混じって来ましたし外気温は1℃でした。そのまま東名高速を走って行けば必ず岐阜や米原辺りで雪に遭遇することは間違いなさそうです。一番大きな課題は『冬タイヤ』を履いていないということです。雪国なら既にどの車両も冬タイヤを装備していますが、私たちの地域ではそのような準備は全くしていないので突然の雪に見舞われると重大事故に繋がり兼ねません。ルートを変更して「西名阪道路」経由を選択しましたが、ここでも課題はあります。大きな峠をいくつも越えなければならないということで、そんな山や坂で大雪になったら一巻の終わりです。とにかく意を決してノンストップで走り続け、途中の峠では小雪がチラついていたものの何とか無事に帰ってくることが出来ました。メーターを見たら300㎞を休まずに運転していましたし、時間的には4時間のドライブでした。雪に追われ続けた半日が過ぎてドッと疲れが出てしまいました。