シーフード事務局からブースの位置が決まったとのメールが入りました。去年までは同業パートナーと合同で出展していて入口に最も近い場所を頂いて大いに盛り上がったのですが、今年は単独での出展になるので心配していました。事務局でも配慮して頂いたようでほぼ同じスペースにブースを構えることになりました。コロナ禍の厳しい状況下なので大手の商社も少なめだったり、常連の出展社も今回は名前が載っていなかったりで一抹の寂しさもありますが、主催者側の「開催規模は、昨年度比1.5倍となる400社600小間を予定しており、元気なシーフードショーが戻ってきています」というコメントを頼りにコロナに負けない素晴らしい展示会にしていきたいと思います。1ヶ月を切りましたのでしっかり準備していきます。
何の薬剤を使ってんの?
良く注文を頂く仕出屋さんの総料理長を初めてお訪ねしました。開口一番「何の薬剤を使ってんの?このまぐろまんは。毎回毎回あんなに奇麗な赤色が出るのは当然何か着色剤か何かを使ってるよね」と初対面でいきなり切り出されたのには驚きました。こちらは極めて冷静に「全く何も使用しておりません。ご覧のように薬物も添加物も一切使用しておりませんとパンフレットにも掲載しております」とお答えすると「凄い商品だね。改めて感動する商品だ。」と最高の評価を頂きました。続けて総料理長が「それなら現在直営店の4店舗で使用しているけれどFC(フランチャイズ)が全国に400店舗あるので是非そちらにも紹介してみたいよね。出来るだけ協力するから頑張ってみたら」と細かなアドバイスを話して頂きました。いくつかのハードルはありますが挑戦するには非常に遣り甲斐のある得意先です。何よりも直接使って下さる総料理長の高い評価が大きな追い風になることは間違いありません。その仕出屋さんの近くには伊勢神宮があり、タイミングよく時間が取れたので初めて参詣することが出来ました。厳かな雰囲気の中で心熱いものを感じながらとても良い出会いを持つことが出来ました。ふと手帳のカレンダーを見ると「そーか、今日は10月14日か。」としみじみ感じました。39回目の結婚記念日でした。昨日の雨とは打って変わって快晴の秋空を眺めながら。
展示会無事終了
今年で34回目を迎えるというこの展示会は一つの問屋さんが95社のメーカーの協力を得て行われました。会場は中央総合体育館の武道館ということでどうしても試食の許可が降りず、展示と即売だけで行われましたがお持ち帰りのサンプルは可能でしたので来場者は大いに満足した様子でした。我がまぐろまんブースにも一定の割合で来場され繁盛しました。いつもと違うのは即売がるということで、いきなり「5kgください」と言われて最初は戸惑いました。徐々に慣れて行って結局5件の成約と23件のサンプル依頼を頂きました。最終的にはコロナ禍ということと若干雨模様ということもあって来場者数は400名ほどでしたが、その割にはまぐろまんブースは盛況だったと評価しています。サンプルを依頼する方の中にも「注文しますよ」という人も何人かいましたので、後は問屋さんの営業マンの腕にお任せすることになります。8時から5時まで立ち通しでしたのでかなりキツイ面もありますが、来月の3日間のシーフードショーの前哨戦のつもりで乗り込んできましたので十分に効果はありました。問屋の社長が最後に「まぐろまんがもう少し売れるようになったら専用冷凍庫を買おうと思っていますよ」この一言で疲れが吹っ飛びました。
大きな忘れ物
東海地方の問屋さんの展示会に出展するために会場に着いて「忘れ物だ」と気がついた時にはもうどうにもならないと思いました。しかしどんなに窮地に陥っても必ず何か道があると信じてやってきました。そして今回の場合は、「ヤマト宅配便がある」ことに気付きました。まずは事務所にお願いして荷物を作ってもらい、それを近くのヤマト営業所まで運んで貰いました。宛先を会場にしようと事務局を訪ねて住所を聞いたのですが、それよりも会場近くのヤマト営業所留めにする案が浮かんで、早速そちらに送る手続きをしてもらいました。全てを終了して送り状の画像をラインで見てホッと一息つきました。明日到着を待つばかりです。今までも同じようなことがあったなと思い出してみると、3年前東京で初めての見込み客を訪問する時、朝起きて「名刺がない」ことに気付き大慌てしたことが蘇ってきました。10時の商談なのにどうしようと落胆していたら娘が「ネットで探してあげる」と言って当日名刺を作成するサイトを見つけて注文してくれました。驚いたのはその後です、出来上がりが10時で、引き取り場所が何と訪問先の隣のビルで間一髪救われました。準備万端が第一です。
再発防止に努力
昨年7月に「筋があるもの」に対してクレームがあり弊社の代表と帳合先の問屋さんと一緒に訪問してある程度のラインを決めました。それ以降1年以上はノークレームで出荷に応じてきましたが、今日再び「筋の画像」が送られて来ました。自然の産物のマグロですから当然ながら筋は存在します。しかし使用される高齢者施設にしてみれば、歯に引っかかるような筋を提供するわけには行きません。そこで出荷側である弊社と使用される施設の責任者とでしっかり話し合いを行い、ガイドラインを設定しました。今回の画像は明らかにそのラインを越えていることは明白ですので、謝罪を行い再発防止に努める旨を明確にお伝えするということになります。120ある施設に対し月に2回のメニューにまぐろまんを入れていただいておりますので、入居者様は本当に楽しみにしておられます。その食卓で歯に筋が引っかかるようなことになれば大変です。ですので再度心を引き締めて出荷作業に当たるように工場にも厳重に注意していきたいと思います。
昨夜東京震度5強
10年前の東日本大震災以来の震度5強の地震が東京はじめ首都圏を襲いました。昨晩11時に近い時間帯で、負傷者や交通にも影響が出たり、火災も発生。懸念されている「首都直下型地震」かとも思ったが専門家の見立てではマグニチュード5.9(推定)ではそれに相当しないようで、実際に首都直下型が到来すれば最低でもM7.5以上にはなるだろうとのことでした。地震国と言われる日本ではいつどこで起きても不思議ではないので備えは常にしておくべきです。しかし頻度の高さに加えて、首都直下型をはじめ南海トラフなど東日本大震災を越えるほどの地震が到来することに心身ともの準備を怠らないようにしなければならないと改めて痛感させられる次第です。かつて1964年新潟地震を経験し、その後の中越地震や中越沖地震にも遭遇し、東日本の際には関西で経験した身なので、それを上回るほどの地震と言われたら身の毛もよだつ思いがします。「備えあれば憂いなし」
早朝営業説明会
13日(水)に東海方面で得意先問屋の展示会に出展することになり、前後の日程調整をしておりました。ちょうど新規の見込客があり社長に電話したところ生憎留守でしたが受付の方が「どういったご用件でしょうか」と尋ねられ内容の詳細を説明したところ、「担当にお繋します」とのことで担当者と直接お話しすることになりました。そこでも経緯をお話しすると「承知しました。それでは14日に是非お越しください。」とのことで了承を得ました。当日は営業担当者の皆さんに「まぐろまん」のブリーフィングをすることになり、30分間の時間を頂きました。そこで驚いたことには「ちょっと早くて申し訳ないんですが・・・」と言いながら、「7時30分までには会社にお越しください。そして準備をして頂き、8時から始めて下さい。30分間の時間を取ってまぐろまんのご案内をよろしくお願いします」というようにあっという間に進んでしまいました。後で気が付いたのは、宿泊先からは約1時間の距離になるので6時過ぎには出発する計算になりますが、それでも快く承諾して頂いたことに感謝しながら精一杯営業を務めたいと思います。
友人闘病生活
30年来の友人から「癌が再発して入院して闘病生活を送っている」という知らせを受けて唖然としました。5年前にはエイジシュート(年齢と同じスコアでラウンドするアマチュアゴルフの金字塔の一つ)を達成し70で回ってきたと自慢そうに連絡が来て、元気な様子だったので信じられない気持ちで一杯です。アメリカ仕込みのゴルフはアマとは言えかなりの本格派でいろいろ教わることが多かったし、一緒にコースを回っていても本当に楽しい友人でした。そんな彼が病床に伏した写真の姿は見る影もない程でした。僅か5年足らずで人はこんなにも老いたり朽ち果てるものかと思えるほどの姿で声を失ってしまいました。最新の治療で再起を願うばかりですが、同時に人生の儚さを垣間見た瞬間でもありました。100年人生と言えば75歳などまだまだ序の口ですが一旦病魔に取り付かれるとあっという間の生き様かと思うくらいです。「天上世界に移るような時が近いようです」という言葉を聞きながら、どうやら覚悟を決めているようにも受け取れますが、友人の一人としてはもう一度復活して一緒にゴルフをしながら人生の何かを語り合いたいと切望しています。
日経7連敗
新首相が就任して2日目なのに市場は大荒れ模様。今日で7日連続の下落が続き、とうとう28,000円を割ってしまいました。結局622円安の27,822円でした。10月は荒れるとは聞いていましたが・・・・。コロナ禍でも順調に伸びていたような感じでしたし、新内閣発足のニュースが景気を後押しするのではないかと楽観視していましたが、大外れでした。岸田首相の「新しい資本主義」というテーマも、また歓迎されるかどうかも未知数であるということではないかと推察されます。同時に中国恒大の問題も決して小さいものではないということを実感させられていますし、リーマンショックのような事態だけは避けてほしいと願っています。
頒布会
9月度に始まった大手通販会社のまぐろまんの評価はかなり高かったようですが、担当者から「11月の頒布会の商材に検討中です」との連絡が入ったのが9月中旬でした。そして本日「頒布会の商材に決定しました」との知らせが入り、同時に必要書類がFaxで送られて来て本社から返信しました。特記すべきことは通常のキハダやバチマグロではなくて、本マグロの天身を原料とした「まぐろまん」であるということです。本マグロの場合はキハダやバチと違って魚肉全体がどうしても脂身が強くてなかなか変色に耐えられない部分があり課題でした。それを工場の技術陣が試行錯誤の末にようやく賞味期限1ヶ月を付けるところまで漕ぎ付けて商品化に成功しました。9月の通販でも大半がこの本マグロ天身の「まぐろまん」でしたが、今回の頒布会でも同じ本マグロ天身にご指名を受けました。今まではB to Bでほとんどが問屋卸でしたが、消費者から直接評価を頂けると大きなアドバンテージになります。コロナの宣言も解除され、徐々に飲食店も動き出し、満を持してまぐろまんが活躍する光景が浮かんで来ます。