パンク修理

近所の自転車屋さんが廃業したために15分ほど先までパンクした自転車を押しながら歩きました。さすがにこの時期は暑さのためにちょっとしんどくなります。ニコリともしない60台近い店主らしき人物が状況を一目見るなり「どうやらパンクだけではなさそうですな」と言って早速チェックしてくれました。案の定バルブが壊れ、チューブも修理するよりも交換した方が良いし、タイヤも相当に擦り減っているので一緒の交換を勧めると言われ、料金は3900円だとのことでした。今後も愛用することから「お願いします」ということでその場で修理に掛かってくれました。慣れた手付きで解体しながらチューブとタイヤを交換して行きながら、途中で部品のいくつかを「もう錆びて使えないね」と言いながら新しい部品に交換して行きました。「中古でも新車でもみんな値上がりして困ったもんだ」「安い中古を購入すると結局安い部品を使用するのですぐに使えなくなってしまう」「安い自転車は安いだけしかない」短い時間の中でいろいろ話してくれ、「それって自転車に限らず、マグロと全く同じだ」と強く共感してしまいました。最後は菱曲がった前かごを叩いて直してくれたり、前タイヤも全部点検してくれたり、油を差してくれたり。終わってみれば「また来たい」と思わせる強烈印象の自転車屋でした。