営業の宝とは

社会人7年目の次女は証券会社に勤務していますが、会社側から「将来はどのようになりたいか、希望をレポートしなさい」と言われここ数日頭を抱えていたようです。営業は嫌いではないようですが、何しろ「商品が凄すぎる」といつも思いながら「良く営業をしているなあ」と感心していました。形ある商品なら使って頂いてその良さを実感して貰うことでお客様に喜んでもらえますが、証券というのは(あまり深くは知りませんが)良いと思って奨めても次の日には下落してしまうということは日常茶飯事だと思うので、証券営業というのは最も難しい分野の一つではないかと思っていました。営業は嫌いではないという部分を掘り下げて話し合ってみると、お客様に相当愛されたり可愛がられたりしていることが分かって来ました。商品は高騰したり下落したりを繰り返している中でも、「それはあんたのせいじゃないよ、私はあんたの誠実さに脱帽してお付き合いをしてるんだからね」というお客様が多いと聞き、この子は何と恵まれた子かと思いました。そして今まで7年間でお世話になったお客様を思い起こしてどれ程恩恵を受けて来たかを記してみなさいとアドバイスしました。結局営業とは物や商品を販売しているようで本質は人と人とを繋ぐ媒介のようなものだと納得し合いました。