阿部元首相死亡

7月8日午前11時半過ぎ応援演説の最中に暴漢に襲撃され、その後搬送先の病院で死亡が確認された阿部元首相。日本にとっても、また世界にとっても大きな指導者を失ったという衝撃はとてつもなく大きい。20年8月に首相を辞職する際に「拉致問題、防衛問題、憲法改正等々、道半ばでの退陣は断腸の思い」とあったが、彼ならそのような問題を解決できる力は持っていたはずだと今更ながら悔しさが込み上げて来ます。タラレバになってしまいますが、どうして専属SPが一人だったのか、どうしてSPが盾になるかあるいは元首相を倒してでも守り切れなかったのか、警護体制をもっともっと十分に出来なかったのか、県警本部の会見でも釈然としないものがありました。失ってみて更にその人物の偉大さや価値が改めて言われますが、果たして彼の遺志を受け継げるような人物が現れるでしょうか。参院選で自民党は圧勝し、与党が単独過半数と新聞では大見出しですが、その中に第2の阿部氏、第3の阿部氏が出現することを心から期待します。暴漢は「特定の宗教団体に大きな恨みがある」として阿部氏を狙ったと供述しているようですが、もしその犯行動機にその団体があるならばそうさせた責任の一端を担う者として真摯に偽りなく真実を記者会見の場で述べて貰いたいと切望します。大きな財産を失った国民と国家に対し、また世界に向けて真実を語る責任があると信じています。