雪は苦手

雪国新潟で生まれて高校時代まで過ごしましたが、一番の苦手は雪です。特に豪雪地帯ではないのですが当時は平地でもかなり積もりましたし、日本海から吹く猛烈な風雪で何度も田んぼに飛ばされそうになりながら通学した記憶があります。歩く道も直ぐに吹雪で搔き消され、日が暮れるとどこを歩いているか分からなくなります。家の光を頼りに進もうとしても全く見えなくなってしまい立ち往生したことも数え切れません。ブルドーザーが新しい道を作っても風で雪が飛ばされると全く道がなくなってしまいます。ある時たまたま前を歩いている人がいたので早足で追いつきそして追い越しました。見知らぬ人でもその前を歩こうとしてふと後ろを振り向くと人影はありませんでした。あれは何だったのか今でも分かりませんが、雪道には特に猛吹雪の雪道にはいろいろな現象が起きるようです。先ほども5人の男性が冬山で遭難したようだというニュースが流れていましたが、そんな経験から雪山どころか雪も冬も本当に苦手です。長い冬が過ぎてようやく遅い春がやって来るとホッとして心が躍るような気分は今でも忘れられません。