新規営業

数年前の東京シーフードショーでの出会いからの始まりです。「このマグロ面白いね。早速紹介してみるよ。」と言われ北部九州の老舗料亭で使っていただくことになりましたが、料理人さんたちの評判は上々でした。その後全国展開したいとの希望があり準備を進めている中でコロナ禍になり一時頓挫してしまいましたが、コロナも少し下火になった今年の春にはその願いが実現することになりました。ただ残念だったのはその担当者が不治の病で昨年末に帰らぬ人となってしまいました。おそらく天国から大きな応援をして頂いたものと感じていました。また春先にはその問屋さんの沖縄支店を紹介されリゾートホテルを中心に躍進しました。そして今回、名古屋支店を訪ねることになり本社取締役を兼ねた所長が担当者の方と一緒に商談に同席して頂きました。まぐろまんについては社内での噂は耳にしたことがあると言われて熱心に説明を聞いて頂きました。愛知県、岐阜県、三重県を網羅すると言われ「早速紹介してみよう」という有難い返事を頂戴しました。東海圏は一部の問屋さんを通じて流通はしているもののまだまだ空白地帯と言っても過言ではないので、本腰を入れて頂ければ嬉しい限りです。インバウンドも徐々に戻りつつあるこの頃、何とか追い風にして拡販に努めていきたいと思います。


中国

5年に一度の中国共産党大会が開幕しました。3期目も含めて長期政権に就こうとする習近平国家主席が1時間45分の演説を行い、特に台湾統一に向けて強い意欲を示しました。その中で「武力統一の選択を排除しない」と強調し、強国を目指すとしました。ウクライナ侵攻の現状から見て武力侵攻が決して世界から受け入れられないことを知りながらも敢えて台湾に向けて武力を使うことも辞さないと。今すぐにということは難しいとしてもこの5年間、またそれ以降も常に日本はその脅威に晒されなければならないことを肝に銘じなければならないでしょう。更に北朝鮮のミサイル発射や核実験などでの緊迫感も増す中で、平和ボケした日本国民に国防意識の高揚を促す必要性を強く感じました。かつて明治維新の際に、ウクライナで英国との戦争に敗れた帝政ロシアが方向を転換し、極東の島国日本に侵略しようと対馬に拠点を構えたことがあります。幸いその時は排除することが出来ましたが、状況はあの頃と酷似しています。中国と台湾が戦争するようなことになれば沖縄は再び戦場になり兼ねませんし、北朝鮮やロシアはその間隙を突いて攻撃してくる可能性は大です。そんな重要環境を前にしても日本国会は低次元的な課題に振り回されているのが実情です。安倍元首相を失ったことがどれほど大きいか改めて認識させられます。第二の安倍元首相の出現を切望するものです。


高齢者施設

まぐろまんの最も多い行き先のひとつが高齢者施設です。特に全国版の施設を網羅している問屋にはコロナ禍であっても安定供給を維持して頂いてきました。むしろ外出を控えなければならないコロナ禍だからこそ「せめて食事だけは充実させたい」との心情が伝わっていました。登録されていない携帯番号から電話が入り、出てみると1次問屋の担当者で以前訪問した際に名刺交換だけはさせて頂いた人でした。「まぐろまんを3㎏3合にして直送して貰えますか」との問い合わせでした。承諾して内容を尋ねてみると、地元の高齢者施設に納品している給食センターへの直送だとのことでした。規模的にはさほど大きくはなさそうでしたが、新規でまぐろまんを気に入って頂いたようです。この問屋からは主に中部東海圏の仕出屋グループにまぐろまんが流れています。何度かその仕出屋を訪問したことがありますが料理長たちはこぞってまぐろまんを絶賛してくれました。「こんなマグロの色が出るのは何か着色料か添加物を使わないと出ないと思うが」との問いに「いいえ、全く薬物等は使用していません」と答えると本当にビックリされました。今回の給食センターでもそんな声が聞けたら本当に嬉しいです。17日到着で手配します。


韓国行きが難しい

海外からも続々と来日旅行客が増えているというニュースが頻繁に流れるようになってきました。当然韓国からも増えていると思いますが、逆に日本から韓国への渡航はどうか。10月31日まではビザなしで渡航できるのですが、11月からは現状は「不明」のままです。実は韓国水協事務所が主催する商談会に出席するために11月1日~4日のチケットを購入し「ビザなし」で行けるものとばかり考えていました。事務所から「念のためにビザを取得してください」と言われ、領事館に電話しても全く通じないので直接訪問して尋ねてみました。そこでの返答にビックリ、唖然としてしまいました。『11月からビザなしで行けるかどうかの最終判定は10月31日です、なので取得した方が良いが通常は1ヶ月間要します。ビジネスなら10日程度で取得できるのだが現状はそのような問い合わせが殺到していて明確には回答できません。更にK-ETAに登録が必要です。非常に難しい状況に立たせられ、今回は残念ですがキャンセルを余儀なくされそうです。


全国旅行支援

10月11日から「全国旅行支援」がスタート、早速19日に開催される展示会に参加するので、愛知県方面への宿泊予約を行ってみました。「じゃらん」を使って検索し、適当な宿泊施設を見つけて申し込みました。2泊で31,020円の表示でしたが、40%割引ということで18,612円で確定し、更にじゃらんポイント3000を使うことで15,000円程度で2泊することになり、その割引率の大きさを実感しました。ホテルに駐車場の件を問い合わせると一泊料金は1,300円だがホテル側が1,000円負担するので実質300円ということになりました。地域クーポン券の方は徐々に使用施設が拡大するようで「ネットで検索してください」と言われましたが、いよいよ全国的に旅行が復活するようです。これがかつての賑わいを取り戻すことで日本経済が復活することを大いに期待したいところですし、まぐろまんも便乗して行きたいところです。まだまだ世界は戦争や核、ミサイルと連日物騒な話が続きますが、各国からの旅行客も徐々に戻ってきているようなので、日本から平和の狼煙(のろし)を世界に発信したいものです。


企業試食商談会

新規の2次問屋です。1次問屋の担当者と一緒に夕方3時から6時まで。会場は中会議室で、参加企業は我が社を含めて5社。ブースを構えて帰社してくる営業担当者向けに試食してもらいながら「まぐろまん」の商品説明を行い、啓蒙するというスタイルです。隣県なので片道1時間程度です。五月雨に戻って来る営業マンたちは既に慣れていて直ぐに試食しながら矢継ぎ早に質問を浴びせて来ます。それにひとつひとつ丁寧に返答しながら「時間が合えば一緒に帯同営業も行います」と伝えると「それは良いですね、是非お願いしたい」との声を多く聞かれました。1次問屋の担当者が見積価格を間違えて(高めに)提出したので訂正した物を後日提出することになりましたが、40名以上の営業マンにはかなり浸透できたように感じました。「早速スケジュールを調整するので帯同して欲しい」と。大阪から出港している定期観光船の船内食に紹介してみたいとのことでした。連休が明け、また世間では旅行が徐々に解禁になるこのタイミングでタイムリーでした。


長袖

寒い!一気に冬が来たみたいな気候に慌てて長袖シャツを引っ張り出してとりあえず凌いでいるところです。東京では、最高気温が15℃とか。昨日まで真夏のような暑さが一転して秋を通り越して冬が来たみたいな天気になってしまいました。四季折々と言われるように春夏秋冬がきちんと分けられるからこそ日本は素晴らしい国と思い込んでいたのは過去のこと、春と秋がいつの間にか消えてしまい、夏と冬だけの国になってしまうのかと思うと寂しさが増してしまいます。

そしてもう一つ寒さを増大する事件がここ数日続いています。北朝鮮のミサイル発射です。隣家に住む人間がアルコール中毒で暴れ回っていて、いつ塀を超えて物が飛んでくるかと思っていたらもう既に危険物が我が家の屋根を超えて反対側の川に落ちるのを見てゾッとしている場面です。こちらの寒さはますます増すばかりで、下手をすると年中冬だらけになり兼ねません。長袖どころか、本格的に国防を国民みんなで考えなければ「時を失う」ことになってしまいます。くだらないことで無駄な時間を使う国会に警鐘を鳴らします。本腰で国の防衛と安全に全力を注いで欲しい。


残念なこと

何度携帯に電話しても通じなかったり、留守電になったりで「おかしいな」と思っていました。2次問屋の大阪支店長から「まぐろまんの見積とパンフレットのデータが欲しい」との問い合わせを頂き、パンフの方は直ぐにメールで送ったのですが、見積書は1次問屋の担当者から発送する決まりなので連絡をし続けてもなかなか繋がりません。今までは全くそんなことはなかったので、仕方なく会社側に連絡しました。すると受付嬢が「彼は8月末で退社しました」と言われ愕然としてしまいました。まぐろまんの営業ではかなり熱心でしたし人間的にも素晴らしい人物でしたので、連絡もなく退社するとは全く思ってもいませんでした。何年間も一緒にやって来た同志に断りもなく去られた気持ちになり、非常にやるせなさで一日を過ごしました。こちら側が一方的に思い込んでいたことなのかもしれませんが、「そんな付き合いしか出来ていなかったのか」と非常に残念に思うと同時に、自分の不足さに落ち込んでしまいました。新しい担当者を紹介され、彼に見積書を依頼しながら「一期一会の人生ならば、もっともっと人を大事にしていきたい」と心を新たにさせられました。


7時台の電話

大手商社の営業部長は本当にまぐろまんについてご熱心です。電話を頂く時間帯はだいたい朝の7時台ですが、今朝も携帯電話のベルが鳴りました。出てみるといつもの元気なお声で「実は、以前も紹介した大手居酒屋チェーンに来年春と夏のメニューとしてまぐろまんを提案しようと思っている」との内容で、4月から9月までの半年間で安定供給は大丈夫かとの問い合わせでした。詳細を案内すると、10月24日の商談会に是非提案しようと準備するということでした。この営業部長は、当初からまぐろまんを気に入って頂き「これは絶対にいけるマグロだ」と太鼓判を押してくださり、弊社の新工場が開業した際も真っ先に部下を引き連れて視察に来られました。会社規模からすれば、像と蟻ほどの違いですが、まぐろまんという商品を通じて対等に商談できるだけではなく、むしろメーカーとして非常に大切に思って頂け、本当に感謝です。それだけまぐろまんの商品力の凄さに感服しています。


2022釜山国際水産EXPO

韓国水協中央会東京事務所からの案内で、11月2日3日に開催される商談会に参加することにしました。情報収集が主な目的ですが、水産物を通じて両国の協力体制のルートを構築しておくことは将来的にも重要と考えています。当然彼らとしては韓国産の水産物を日本側に輸出したいし、そのための企画ではありますが、状況次第ではまぐろまんの輸出も視野に入れての商談会にして行ければと思います。海洋国家である日本人にとって水産物は絶対的に必要な食材ですが、漁業の高齢化などの問題や資源の問題等で輸入に頼らざるを得ない部分は大きいです。極東アジアや東南アジアとの交流はこの国が生き抜くためには必須の条件です。国と国との交流は、人と人との交流ですので与えられたチャンスを少しでも生かしながら事業貢献、更には社会貢献に繋げて行きたいと思っております。