みてね

「みてね」というアプリがあります。長男家庭も長女家庭も開設していて、それを祖父母とも連結でき、孫たちの成長が手に取るように分かるアプリで優れものだと思います。長男家庭では5歳を過ぎた男児とそろそろ生後6ヶ月を迎えようとする男児2人の写真や動画を毎日のようにアップして(送って)来てくれます。長男はそれまで両親の愛情を独占していましたが、次男が産まれると愛減を感じるというよりも弟を本当に可愛がり、無二の親友のように接しています。女児2人の長女家庭では、長女が新1年生になり4歳の妹と毎日ポケモン遊びに余念がありません。ポケモンパズル(108P)を送ってあげると2人で一緒に完成させる画像がこのアプリに掲載されます。遠く離れた両家庭から届く「みてね」が何よりの喜びです。その「みてね」から『毎月8枚無料送付』というニュースを知り、早速申し込んだものが届きました。そして故郷の老母(97)にもひ孫たちの成長ぶりを送ることにしました。私たちが幼き頃は、写真を撮ると24枚撮りのフィルムをまずネガにし、そのネガを見ながらプリントしたい写真を指定して1週間ほどしないと手元に届かないものでした。良き時代を味わいながら、写真が届くころにまた老母と電話で話してみようと思います。


緑内障

20年以上前に知人の眼科医から「将来もしかしたら緑内障になる可能性がある」と告げられたのですが、予想に外れることなく緑内障になってしまいました。自覚症状は全くなく、視野が徐々に狭まり、気が付いた頃には末期に達し、ほぼ失明するという恐ろしい病です。現在日本国内の失明者のトップが緑内障だと言われています。原因は不明で、眼圧を下げる点眼薬を差し続けることで症状を遅らせることがほとんどの治療です。早期発見が唯一の道で、有難いことに20数年前に「可能性」を示唆された知人に感謝の気持ちで一杯です。幸い近くに専門医がいて、3ヶ月に一度通院し検査や経過を診て貰っています。春先にはレーザー手術を受けることでかなり眼圧が安定しているようでまずは一安心です。毎回の検査はかなり厳しいものですが、それでも失明を避けられることを思えば苦にはなりません。誰しも精神面や肉体面に一つくらいは課題を抱えていると思いますが、私の場合は「緑内障」がそれです。高齢の身ではありますが、それ以外はほとんど悩みもなく元気に過ごせることが何よりです。感謝の思いを持ちながらひとつでも社会に貢献できればと考えています。


台風に警戒

関西圏は秋晴れの良い天気ですが、沖縄地方では連日ゆっくり動いている台風に大いに警戒が必要です。9月初めの11号は大きな被害をもたらして去りましたが、直後に発生した12号は未だに宮古島・石垣島周辺に留まり、今まさにど真ん中を通過しています。被害は未定ですがさぞ恐ろしい時間帯を過ごしていることと思います。そして13号は遥か東海上を北上しているとのことで大きな影響はなさそう。しかし昨日発生した温帯低気圧が24時間以内には「14号」になるとの予想で、それが三度先島諸島を襲う恐れがあるとの予報です。現地でのまぐろまんはほぼリゾートホテル向けで出荷されていますが、この台風の影響で動きに鈍りを見せています。問屋の担当者からもそのような報告を受けました。自然現象なのでどうにもなりませんが、「『ホテルからは引き続き継続使用して行くのでよろしく』という返答を頂いているので今後ともまぐろまんの調達をお願いします」との担当者からの電話でしたが、現地の大変さを痛感し、被害のないことを改めてお祈りいたしました。


ipad新旧交代

「ipad 生活」を始めて10年近くになるが、その間に世代が新しくなったりで何回か更新して来ました。今回は電源の不調ということもあって最新バージョンに思い切って買い替えることにしました。もはや業務には欠かせない相棒であり、これ一つあればほとんどのことは事足りるので四六時中手放すことが出来ません。申し込んでから2週間待ってようやく新機種が届いたという連絡を受け早速Y電機の○○店に引取りに行くと1時間待たされた挙句「シムカードに傷が見つかり交換に1日かかる」とのこと。翌日2時に約束し、契約やらデータの移し変えやらで終了したのが午後6時を回っていましたが、新しい相棒に出会えたことで全てが吹っ飛んでいきました。256GBは生涯使用しても余りそうな容量ですし、目を守るというナノナインコーティングも施して貰いました。4年払いですが、2年後からは残債を帳消しにして交換可能に、そして月額650円の保証で最高額4,400円で新機種との交換サービスを付けました。難点はと言えば、電源コードが新しくなり、iPhoneと兼用で使っていたこれまでの電源が使えなくなり、出張などでは新iPadとiPhoneとで別々のコードを持ち歩くことになるということです。「今後はiPhoneなども全てこちらのタイプになる予定です」との説明もあまり耳に入らず、心ウキウキしながら帰宅しました。


百貨店巡り

円安が止まりません。一時145円に触れるほど下落が続いている中、水産物の小売業はどうなっているかと大阪市内の百貨店を巡ってみました。まぐろまんの原料であるキハダマグロ(天然・解凍)に目を向けてみると、A百貨店では100gあたりで461円(税込498円)でしたし、B百貨店では680円(税込734円)でした。写真画像では分かりにくいですし、実際はパック詰めなので判断は難しいですが、価格面から見てもB百貨店の方がレベルは高いように感じました。問題はやはり円安傾向のために原料原価が高騰し、それが一般小売価格にも大きく影響しているものと思いました。キハダの価格で、4,600円~6,800円というのは20%~30%程度は値上がりしていると思われます。まぐろまんの製造現場でもその影響はかなり大きく非常に厳しい状況に晒されていることは事実です。ニュースでは大手回転ずしチェーン店が1皿110円をとうとう115円に引き上げざるを得ないという苦渋の決断をしたようです。コロナ禍、ウクライナ紛争、そして円安と厳しい中ですが、逆境に耐えながらもしっかり営業を続けて参ります。

 


バイヤーの意見

先日得意先の問屋さんを通じてサンプルを出荷した大手量販店のバイヤー様から返事が届いたとのことで転送して貰いました。『色は良いが、味は満足できるものではない。』との感想でしたが、是非商談には応じたいという趣旨の内容でした。まぐろまんの営業を担当しながら、①解凍 ②ドリップ ③変色 ④保存 という4項目での勝負をして来ましたので、その内容では確信を持ってお伝えして来ました。しかし味の点、味覚の点での勝負は難しいのではないかと製造当初から議論を重ねて来ました。何故なら味覚は十人十色で、美味しいという人もいれば、あまり美味しくないという人もいて「主観論」になってしまうことが原因でした。ですので味覚を避け、客観的に判断できる4項目を軸にまぐろまんを開発しようということになりました。それでも今までの段階での味覚評価は「モチモチ感がある」とか「生に近い食感だ」とか、どちらかと言えば前向きな感想が多かったので、正直なところ今回のバイヤー様の評価には多少なりとも衝撃を受けました。原料がキハダですので、まぐろまんにしたからと言ってそれ以上になることはありません。また生鮮品ですのでどうしても時間経過に伴って「劣化」は避けられませんが、それを極力抑えることを目的として製造したものがまぐろまんです。同時期に同じ問屋さんの別な営業マンからの依頼でサンプルを出荷した先がありそちらからも回答が返って来ました。『反応は悪くなく、宴会等で使ってみたい』とのことでした。各バイヤー様の貴重なご意見を常に真摯に受け止めながらより良い商品づくりに心掛けたいと気持ちを一新しました。


保冷剤

まぐろまんをかなりの量を販売してくれていた問屋の担当者が9年間勤務したその問屋を退職し転職したというので挨拶に来社しました。先週の土曜日には社内コンペがあり167打でブービーメーカーになったということでひとしきりゴルフ談議が続きました。さて転職先はドライアイスや保冷剤の国内シェア50%を持つ大手で営業を担当するとのこと、上司を伴って来ました。保冷材は松山の工場で使用するので見積もりを取って検討することにしました。話の中で出て来たのが「保冷材の温度帯」でした。ほぼ3種類に分けられていて①−25℃ ②−16℃ ③0℃ とのこと。早速冷凍庫から保冷剤を取り出して見てみました。500gでまぐろまんを送ってくる際に同梱されていますが、どこを見てもその温度帯の表記はありません。上司が言うには「冷やしたい物よりも保冷材の温度帯が高ければ、その物を冷やすどころか逆に温度を奪ってしまい溶かしてしまうことにもなりかねない」と言いながら、良い例がアイスクリームだそうです。0℃の保冷剤をアイスに使えば、冷凍を保つよりも解凍させてしまうと言っていました。長年保冷剤を何気なく使って来ましたが、そんな事になっているとは全く知りませんでした。問題は、まぐろまんの輸送時の保冷剤です。今の段階でトラブルやクレームになったことはありませんが、ひとつの知識として知って置けたのは有難いことでした。


中国ロックダウン

知人が中国に渡ったのは8月26日のことでした。現地では10日間の隔離生活を余儀なくされ、それでも何とか持ち応えて今日(5日)晴れて出所の運びとなりました。ところが事態が急変、その都市にロックダウンが宣言され、11日(日)までの1週間を今度は自宅隔離になるとのことでした。そして大きな難問に直面することになってしまいました。「食糧難です」今までの10日間は毎食(朝昼晩)食事が隔離所のドア前に届けられていましたが、今度の自宅隔離1週間は全く食事の手配が出来ないというのです。自宅ドアには密封のテープが貼られるようでそれを破って外出することは出来ませんし、街中はロックダウンなので誰も歩いていない状況、当然配達も出来ません。500mlの飲料ボトルが10数本あるのみで、それで1週間凌がなければならないという最悪の事態に陥っているとのことでした。出国前には全く予期していない想定外の出来事に遭遇して困惑状態です。初めて入国した中国での「恐ろしいまでの歓迎ぶり」にどう対応するか。日中国交回復50周年を迎える今年の行事に岸田首相はどうやら参加を見送ったようですが、まさかこんな身近で日中の違いを見せつけられるとは思ってもみませんでした。彼の無事を祈るばかりです。


「買いまっせ」売れ筋商品発掘市

大阪市内の問屋さんから「加入している大阪商工会議所主催のイベント『買いまっせ』にまぐろまんを出展しようと思うので協力してください」という連絡を受けました。11月中旬、府立体育館での開催だそうで、その内容は会議所が全国初で始めたものだそうで今年で26回目を数えるとのこと。通常の展示会とは真逆で、買い手企業がブースを構え待機し、そこに売り手企業が自社のお薦め商品を持参したりしながら説明するという商談形式です。50社の買い手企業に対して売り手企業は800名、1社あたりの商談時間は15分、1日の間に5社から10社ほど商談が可能というものです。百貨店やスーパー、通販会社、専門店などがブースを連ねるようです。売り手企業の参加費用は1名に付き8000円(大商会員以外は16000円)で、1社から何名でも参加できるという仕組み。確かにルートがなければなかなか入り込めないような企業と商談できるのは面白そうでもあり、おそらく15分ではアプローチだけでその後に関心を持って頂き「後日商談」のアポが取れたら上出来かもしれません。種蒔きの一環とし協力しようと思っています。