徐々に増える本マグロ

バチ原料が枯渇している分だけ本マグロの需要が徐々に高まりつつあります。今朝もキハダまぐろまんを大量に取り扱って下さる関西圏の社長さんから「キハダのレベルが良いので本マグロにも挑戦しようと考えている」とのことで詳細のお問い合わせを頂戴しました。超低温ストッカー(-60℃)を備えていてマグロだけは鍵付きのストッカーで管理しているとのことでした。一括表示の「-50℃ 賞味期限1年」は可能ですとお伝えしました。ただそこから先が心配なので詳しくお聞きすると「間に帳合や問屋は挟まず、直接納品するのでその心配は無用です」と言われて一安心でした。キハダを使っておられるのでほぼ理解して頂いてきましたが、更に念を押して「本マグロ天身は1ヶ月間、中トロは1週間」ということをしっかりとご了承頂きました。

また甲信地方の有名ホテル総料理長からはいつも中トロのご注文を頂くのですが、今朝は13PC(2.6㎏)のご依頼でした。そして13日には婚礼のために50PCと言われました。1回で50PCを使用するとはかなりの規模の婚礼と思われます。その際の注意事項を総料理長にお伝えした内容を記します。『中トロまぐろまんの原料の入荷が週1回で火曜日です。その最終発注が前日月曜日の朝8時です。それに間に合うようにご注文をお願いします』と。中トロまぐろまんは賞味期限1週間ですので受注発注が原則で、在庫を抱える商品でないので取り扱いが非常に難しいですが、総料理長はその点をしっかりご理解いただいているので本当に有難いです。

中部圏の問屋さんからも天身と中トロのサンプル依頼があり出荷しました。

 


春近し

外気温もようやく13℃を越え風もあまりなかったことから外を歩いてみると「ああ、春が近づいてきたな」と感じ、梅の木に蕾が付いているのを発見しました。コロナ禍の上にウクライナ情勢と暗いニュースが続く中、親しくしている得意先の担当者から「どうしていますか。弊社では水産物の動きが本当に鈍くて辛い毎日ですが。」という電話を貰いました。状況は両社ともあまり変わりないので「互いに頑張ろう」と励まし合ったところでした。環境圏は実に厳しい中ですがそれでも先ほど上得意先から4月分の注文を貰いました。老人施設への納品を行っている商社ですが、翌月のメニューを前月に決定するというルールを決めていることで確実に前月に注文を頂くので本当に有難い限りです。元々はバチまぐろまんを使用していましたが昨年より原料が枯渇したことでキハダまぐろまんに切り替えて頂けるようにお願いして来ました。そして数か月間の検討期間を経てようやく4月からキハダを納めることになりました。毎月2回の納品でしたが、4月は3回の納品と言うことで幸先の良いスタートになりました。


最悪のシナリオか

世界には200余の国家がありそれが絶妙なバランスで立っていて、もしどこか1ヶ所でも穴が開くとそこから計り知れない崩壊が始まり、最悪は人類滅亡の危機にまで瀕すると思います。この度のウクライナ侵攻がその一点にならないことを願うばかりですが、毎回の報道を聞くたびに緊張感がどんどん高まって行きます。「現代のロシアは世界で最も強力な核保有国のひとつだ」というプーチンの言い分通り、ロシアにある5,977発の核兵器はアメリカの5,428発を遥かに凌ぎ世界一です。今回の侵攻で「その核兵器をプーチンは使わない」という確かな保証は絶対にないということを考えると、ヒロシマ・ナガサキの悲劇以上の事態が想定されます。経済制裁が激しくなればなるほど、追い詰められたプーチンは「窮鼠猫を噛む」の如く狂気の行動に出ても決して可笑しくありません。地球が何百回も滅亡するほどの核兵器を持つロシアのプーチンの暴挙を誰が止めることが出来るでしょうか。日本も台湾有事や北方問題を抱えて決して他人事ではありませんが、日本がその鍵を握っているとはとても思えません。唯一期待できるとすれば「ロシア国民の良心だけ」だと思います。最悪のシナリオにならないことだけを祈りながら。


友人、アメリカに帰国

「日本で水産養殖の啓蒙活動をしたい」と米国での勤務を退職して来日したのが2012年のことでした。以来10年ブリやスマなどの養殖事業の開発に携わり一段落したということでこの10日に帰国することとなり昨晩随分長い電話をしながら別れの挨拶をする中で冗談交じりに「アメリカに帰ったらまぐろまんを啓蒙してください」というと彼は本気になって色々質問して来ました。製造工程とか規格書とか輸出に関しての資料とか、というので早速「三宝水産のHP(まぐろまん)」と「営業ツール」をメールで送り、それを一緒に見ながらひとつひとつ説明して行きました。途中で彼の声色が変わり「これは凄い」と言い出して「この資料は完璧だ」と驚嘆しました。誰がこれを作成したのかと言うので「自分とパートナーの2人で今までの経験値をまとめたものです」と答えました。非常に興味を持ち「アメリカの内陸部へ是非とも持って行きたい」と。現在コロナ禍で海外の話はあるもののなかなか思うように進んで来ませんでしたのでこの話もどこまで進むかは未知数ですが少なくとも話だけでも太平洋を越えるように感じました。まぐろまんを開発した人物は昨年不慮の最期を遂げてしまいましたが、彼の残したまぐろまんを世界に広めたいと常々思って来ましたのでまたひとつ微かな灯りが見えたように感じました。


2月が終わり

1月は「行っちゃった」2月は「逃げちゃった」3月は「去っちゃった」と言われるように2022年もあっという間に2ヶ月が過ぎ去ろうとしています。北京五輪の選手たちの活躍から大きな勇気とエネルギーを貰ったのも束の間、ウクライナ侵攻に時代錯誤的なロシアの暴挙に憤りを感じ、2年過ぎても未だに終息の糸口が見えて来ないコロナ禍に苛立ちを隠し切れません。ちょうど一年前に制作した「営業ツール」の閲覧者が500件を越えましたが、これが多いか少ないかは分かりませんが、徐々に浸透していることだけは確かなように感じます。訪問や直接交流が出来にくい環境ですが、反省点としては「各営業マンとの緻密な交流をどのようにして深めていくか」ということに尽きました。営業の皆さんに「熱心党」になって頂くにはもう一工夫も二工夫も足りないので3月以降の大きな課題として掲げておきたいと思います。その一つが「サンプル時に添付する資料の充実」です。現状を改善しながら、サンプルから成約までの確率を伸ばす戦略をもっともっと綿密に構築していきたいと思います。時は待ってはくれず、どんな事態に遭遇しようともどんどん進んでいくので着実に為すべきことを確認しながら前進です。


3回目ワクチン接種完了

① 2021年6月14日

② 2021年7月5日

③ 2022年2月25日

3回とも近所の同じ開業医で接種を受けることが出来ました。今のところ痛みも全くなく副反応らしい症状も出ていないことでまずは一安心といったところです。第6波の高止まり状態が続く中、あらゆる面で疲弊状態が続いていましたが、何とか回復傾向に進んで欲しいと願うばかりです。丸2年以上が経過した今、完全に消滅させることが無理だとしても「ウィズコロナ(コロナとの共存)」を考えながら、新しい社会活動を構築する必要があると思っています。多くの計り知れない犠牲を払った分だけ、人類はそれを教訓として次の段階へと進むことが出来ると確信しています。ただ「ウクライナ侵攻」のように戦争だけは絶対に許すわけには行きません、例えどんな理由があったとしても。人類は歴史上、どれ程の犠牲を払い教訓を得て来ても戦争だけは止められませんでしたが、それもそろそろ終わらせなければなりません。そんな矢先の「侵攻」は絶対に許すわけには行きません。人の命に代えられるものなど何もないからです。


戦争は嫌だ!

たくさんの感動と刺激を貰った北京五輪が閉幕してまだ2日目だというのにもう暗いニュースが流れ憂鬱になっています。クリミア情勢がどんどん緊張化しロシアが東部の親ロシア地域を独立国家として承認するということで一触即発状態になっているということです。地理的には遠い異国の地の出来事のように思えますが、いずれはクリミアが台湾に置き換わり、台湾で同じような事態になると日本にも大きな影響を及ぼす事態となって来ます。1945年の終戦以来、不戦を誓った日本ですが近隣諸国で事変が勃発すれば状況が一変することは間違いありません。地球上で戦争のない世界を作ることは全ての人類の悲願であるはずなのに何故人類は有史以来戦争のない世界を作ることが出来ないのでしょうか。対立する国同士それぞれ全く相反する主張を繰り返し、それがどんどんエスカレートして最終的には軍事衝突という最悪のシナリオになって行くというのが歴史の常でした。誰も戦争を好む者はいないのに何故戦争をするのでしょうか。人間の叡智は無限に高まり、宇宙にまで拡大できるし、ヒトの細胞まで作り出せる科学の進歩があるのに、どうしてそれを戦争に向けなければならないのでしょうか。願われて生まれて来た命をどうして戦争で亡くさなければならないのか。人類の最後の課題は「戦争を地上から排除すること」だと信じています。とにかく「戦争は嫌だ!」


クロネコメンバーズ

もう12年も前に妻が作ったメンバーカードが出て来たので、パソコンに向かってIDとパスワードを入力したら開きました。休眠状態が続いたことで再度パスワードを設定することになりましたが何とか復活したようです。早速近所の営業所に荷物を持ち込み端末機を使って送り主と送り先などを入力すると送り状が発行されました。今まではずっと手書きで作成していたのですがこれからはこのカードを使うことで履歴が残り非常に便利になることが分かりました。更にそのカードに現金3,000円をチャージして使用することで送料が10%安くなることも分かりましたし、荷物を営業所に持ち込むことで100円安くなることも改めて分かりました。今日は関東圏までの荷物を一つ送ろうと持ち込んだのですが正規料金は1,160円ですが、カード決済で10%offで116円に持込割引で125円、合計で919円でした。20%以上の割引で大変得したような気分になりました。そしてクロネコメンバーズになれてちょっと鼻高に。


展示会②

東海地方で行われて問屋さんの展示会に参加させて頂き、その後の処理やサンプルの手配などをしながらコロナ禍の最中ではあったがなかなか意義深い展示会だったと振り返っています。地方都市の中堅クラスの展示会に大手メーカーはじめ数十社が集まって行われました。さすがに例年ほどの人出はなかったようですが、会場内でひと際目立っていたのは主催者側の社長の姿でした。とにかく最初から最後まで来場者のお客様に付いて回りながら、ブースごとの商品の特徴を的確に指摘してお客様を納得させていました。まぐろまんのブースにも何度も立ち寄って「このマグロは奇跡のマグロです。全く色が変わらないので我が社もとうとう超低温の冷凍庫を導入して保管しながら販売しています」などと我々よりも熱心に案内していました。更に営業担当の息子さん二人が、動員したお客様にピッタリ付き添って丁寧に接待していましたが、おそらく年齢的にはまだ20代半ばだと思われます。今回で20回目だとのことでしたが、二人の息子さんを見ながら「この展示会はあと30年や40年は続くだろう」と思いました。昨今後継者問題が課題の一つですが、この問屋さんはその点は大丈夫だなとつくづく感じました。