1本の電話

先日サンプル依頼を受けて出荷した東海圏の担当者の方から「今サンプルを持参して営業に来ているのですが、どうもうまく説明が出来ません。相手の方に代わりますので説明して頂けませんか」と1本の電話が入りました。よくあるパターンなので「いいですよ、代わってください」と伝えると早速相手の方が電話口に出て来られて「自分もマグロを扱っているがどうしてこんな凄いマグロが出来るのか説明してくれませんか」と言われました。担当者の方が規格書を持参しているということでその中の工程表を示しながらひとつひとつ案内しました。途中でいくつもの質問が入るのでそれに答えていると時間も経過していきますが、相手のお顔が見えませんのでその分出来るだけ丁寧にまぐろまんの特徴を伝えました。「自分たちも冷凍マグロを解凍して使っているが、どうしても発色しないで使えないものも出てきてしまう。その点このマグロは発色するものだけを商品化して出荷するという技術だということが良く理解できました」と言って納得され、最後に担当者の方に電話を渡されました。コロナの感染者数が連日過去最多を更新している中でこのようにまぐろまんを拡販して頂く全国の営業の皆さんには本当に頭が下がります。先ほども12月初めにいきなり先方の事情でまぐろまんの出荷が停止してしまった大口顧客から「再開開始」のファックスが入り安堵したところでした。営業に近道なし、ただコツコツ積み重ねていくのみ。