37歳10ヶ月

パナソニックオープンでは日本ツアー6人目となる蝉川泰果選手(21)が数多いプロを差し置いてアマチュアで優勝を果たしました。賞金の2000万円は貰えませんが松山英樹や石川遼らに続くスーパースターになれる器でした。女子では、山下美夢有選手(21)が初日の-12アンダーからの完全優勝(-18)。プラチナ世代とかミレニアム世代とか言われ、若い選手が続々登場し名前を覚えるだけでも至難の業です。プロ野球はヤクルトが2連覇を果たし、CSの3枠目を目指して巨人と広島、そして我らが阪神が残り3試合をかけて鎬を削っています。しかし何と言っても圧巻は大相撲でしょう。玉鷲関が2度目の優勝を飾りました。昭和以降最年長記録の更新37歳10ヶ月は見事です。何度も優勝を飾ることは素晴らしいことだと思いますが、既に引退していてもおかしくない年齢であの激しい相撲を取り続けることだけでもすごいと思うのに、2度も優勝するとは恐れ入ります。怪我が一番の敵だと思うのですが、それに打ち勝てるだけの日頃の稽古の賜物だと思います。量ももちろんですが質のレベルも相当なものがあり、その稽古が優勝を生んだものと思います。怪我で途中休業を余儀なくされた横綱、角番負け越しで陥落の大関、再起を掛けて必死で返り入幕を目指す元大関、そして上位を虎視眈々と狙う若き力士たち。様々なスポーツで楽しませてくれる選手や力士には「一つの世界を極める」ということで本当に頭が下がりますが、全てに言えることは怪我をせず、末長く頑張り続けて欲しいということです。