行ってみたい、シンガポール

一昨年の夏、現地に住む友人の招待を受けベトナムに旅をしました。若かりし頃ベトナム戦争のニュースを聞きながら大国アメリカを打ち負かした国はどんなだろうかと興味を持っていました。訪ねてみると街の活況はめまぐるしいものがありました。しかしそれも実はつい最近米国との関係修復で急に活気づいたのだと教えてもらいました。それまでは共産圏ということで国家も国民もかなり貧しさを強いられてきたようでした。政府は他の共産主義国家とは違って国民を第一に考えるので信頼が厚く、理想世界に近い国づくりを目指すことが出来、米国からの支援でそれが徐々に叶いつつあるちょうど途上の時の訪問でした。(現在はコロナ禍でかなり厳しさがあるようですが)さて、今日たまたま同行営業をすることになった社長が「毎年シンガポールに行っていて、もう13回くらいになるかな」と話してくれて「是非コロナが収束したら連れて行って下さい」とお願いしました。この年になるまで何ヶ国かは行って来ましたがシンガポールだけは機会がありませんでした。かの国に行きたいたった一つの理由は、旧陸軍近衛騎兵隊だった父がシンガポール戦線で戦ったという話を幼い頃に沢山聞かされ、いつかチャンスがあれば行ってみたいと願い続けてきましたが、なかなかその機会に恵まれませんでした。今はまだコロナで海外に出ることは出来ませんが、いつかこの社長と一緒にシンガポールに行くという夢を持ちながら、遠い父への思いに胸を弾ませました。


PDF

パソコンの機能も使い方も十分に理解していないけれども、何となく日々の業務にはあまり支障なく使い続けています。しかしどうしても自分だけではどうにもならない時は助けて貰える良き友人に電話します。すると大抵のことはそこでほぼ解決してしまうので本当に有難い存在です。今回の難問はPDFでした。得意先からの要望で見積書を送信することになり、いつもだとExcel版のままで送ってもほとんど問題がないのですが、今回は「PDFで送ってください」との指定があり、やってみたのですが上手くいきません。シートが3枚あって1枚目だけはPDFに変換できたのですが、2枚目と3枚目は分割してしまうので仕方なく彼に助けを求めました。あっという間に完成したのですが、忘れるといけないので手順を記しておきます。

①Excel版の3枚目のシートを開き、「ページレイアウト」からPDFにしたい部分に網をかけ「印刷範囲の設定」にします

②次に縦1ページ、横1ページを指定します

③ファイルから「名前を付けて保存」を選択し、ディスクトップに保存するようにします

④その際にファイル名を記入し、ファイルの種類から「PDF」を選択して指定します

⑤そして「保存」を押すとディスクトップにExcel版だったものがPDFになって現れてきます という手順でした。シート2もシート1も同じ要領です。

知らないことがまだまだ沢山ありますがひとつひとつ学んでいくことが本当に楽しいです。


長距離巡航ミサイル

隣家に暴力団関係の人が住み着いて時々不穏な行動をとるので安心して住むことが出来ない状況と同じようなものです。11日と12日の2回北朝鮮が長距離巡航ミサイルの発射実験に成功したと発表したが、日本での報道はかなり遅れました。1500㎞飛行して目標に命中したとされています。地上50~100mをジグザグや上下飛行を繰り返し、レーダーには捉えられていない模様。迎撃できることは難しいレベルまで来ているのではないかと指摘されています。そして最も問題なのは「日本全体が完全丸ごと射程」圏内に入るということです。仮想敵国が韓国なら1500㎞の距離を持つ必要はなく、中国やロシアも圏内には入るが決してそうではなく、唯一のターゲットは「日本と在日米軍」です。そんな恐ろしい隣人が居るのに我が国と国民の意識がどれ程かと考えると大いに疑問に感じます。第2次大戦で敗戦した日本にとって不戦神話は理解して余りありますが、国民の生命と財産を守るのは当然の義務です。ただ今の現状での国防は非常に不安定に感じます。今回のような事件も右から左に流されて仕舞いがちで、国民一人一人の意識啓蒙が急務であると痛感させられています。戦争は誰も好みませんが、防衛とは意味が違うということをしっかり理解していきたいと思います。


商道に反する

とある会社の担当者から「カニ業者を紹介して欲しい」と言われて大手の担当者を連れ引き合わせたのが7月頃で、その後のことはどちらからも全く連絡がなかったのに、今朝一番で「キャンセルになって大損を喰らった」と激高して電話が来ました。何度もサンプルを出し最終的に上司の承諾を得て1,000万円以上の注文を貰って全て取り揃えた矢先の昨日「社長の一言でキャンセルに」ということになったとのこと。売り手側だけの話では判断付き兼ねると思い買い手側を早速訪ねて事情を聞いてみると、やはり担当者自身も「トップ(社長)に対する不信がある」と証言しましたが、会社人としてはどうすることもできないと板挟み状態でした。初めての取引で担当者だけでなく取締役の上司の承諾を得て売り手側は商品を揃えたのに買い手側社長の「鶴の一声」でキャンセルになるというのは正に「商道に反する行為」と言われても仕方のないことだと思います。その行為でどれだけの信用と信頼を失うかを考えたら目先の1,000万円の比にならないのは明白です。商道は天道に通じます。間違った行為で得た利益はいつか必ず大きな損となって返って来ます。紹介した手間どちらからも「感謝され喜んでもらえるように」と思いながら、次の一手を考えているところです。


新規顧客の獲得は楽じゃない

商品力だけは抜群ですが、ブランド力も営業力も乏しいのがまぐろまんの欠点かも知れません。問屋さんの営業に頼るところが大きいのでそこに期待する以外にないのが実情です。先日もとある問屋の支店長から「特殊なスーパーがまぐろまんに関心を持ってくれているのでサンプルを出したいのでお願いできないか」との連絡を受けて訪ねて来ました。その同じ問屋の課長から先ほどメールを頂戴しました。内容は、広島の得意先がまぐろまんを承諾してくれて初出荷が決まったとの知らせでした。コロナ禍で思うように営業が出来ていない中ですが、厳しいながらも問屋さんたちはまぐろまんを真剣に営業してくれていてその成果が間違いなく出ていることを感じさせて頂いております。新規の開拓はこの時期本当に難しいのですが、良さを認めて下さった営業マンお一人お一人の力で新規顧客が増えて来ています。良さが分かっていてもなかなか売上げを見込めない飲食店等は受け入れに難色を示しがちですが、それでも営業マン皆さんの営業力で拡販が進んでいます。弊社の商品力と問屋さんの営業力が合体して大きな成果が花開くことを期待しています。


こんな注文はアウト

もちろんお得意様ではあるが、この時期にしては珍しい社長からの電話を受けました。「恐らく難しいとは思いますが、焼き用タラバガニの足としゃぶしゃぶ用のズワイガニのポーション(大)を本日出荷の明日着で手配できませんか」と。まず今日は水曜日で休市日、ほとんどの水産業者はお休みです。それでも「何とかならないか」という切実感に後押しされていくつか問屋さんに問い合わせてみましたが案の定どこも完全休日か営業マンがお休みのところばかりでした。申し訳ない気持ちを込め事情を説明しながらお断りの電話を入れました。先方もその内容は理解していて了承してくれましたが、送り先は長野県のとある旅館でカニ料理のお客様の予約を受けてしまった都合上どうしても揃えなければならなかったようでした。夜になって別な問屋の社長から電話があり「今はまだカニのシーズンじゃないので在庫は保管倉庫に眠っているよ」とのことでした。当然こんな注文はアウトですが、発注する側もプロならプロらしく事情や環境を理解して対応すべきであり、私たちも「人のふりて・・・」であることは間違いないので自覚を新たにさせられました。


業務用低温ストッカー

支店を設置する際に導入した低温ストッカーが健在です。-20℃までの冷却ですがまぐろまんには十分です。今日もそこから取り出したサンプルを持参して営業に向かいました。時々、賞味期限の1ヶ月を過ぎてしまったものもありますが、冷却能力が抜群なので取り出して試食して見ても全く遜色はありません。(もちろん出荷はしませんが)このストッカーのお陰でずいぶん営業面では助けられています。感謝の気持ちを込めて毎年1回は点検をしながら大掃除をしますが、今日がちょうどその日に当たりました。マグロの流通や保管は「超低温(-50℃以下)」と決まっていますが、まぐろまんはその常識を完全に覆し、一般の家庭用冷凍庫でも十分に保管が可能です。まだまだ営業力不足で普及しきれていませんが、今年11月8日~10日のシーフードショーに出展して大いに啓蒙していきたいと考えています。


秋風が吹いて

猛烈な暑さも何日かはありましたが、ほとんど雨模様の8月でした。9月に入った途端に急に秋らしい雰囲気になってビックリです。1年遅れのオリンピックとパラリンピックが閉幕し、2021年の夏が過ぎゆく中で「菅首相、総裁選に出馬せず」には大きな衝撃を受けました。政治家の生き様がどのようなものなのかは凡人には計り知れませんが、1年で首相の座を去るのは寂しいものではないでしょうか。コロナ禍とその中で開催されたオリパラも非常に難しい選択を迫られ、誰が担当しても決して高い評価など得られそうにない役目を「よくぞ頑張ってくれました」と個人的には思っております。秋風は季節と共に木枯らしに変わり、猛吹雪になったとしても「必ず春は来ます」と。課題山積の日本丸の次の舵取りが誰になるかは分かりませんが、八方美人的に右にも左にも良いなどという人物など出ようはずがありません。2680年余続いたこの国に誇りを持ち、それを次の世代にしっかりと受け継ぐことに精力を投入できる人物であって欲しいと願うばかりです。目先の逆風に負けることなく「豊かな日本」を創り上げるリーダーであって欲しいっと心から願うばかりですし、そのリーダーを間接的でも最終的に選ぶのは私たち国民一人一人の良心です。


決まるときは、あっという間

8月末に得意先の問屋担当者から「同行営業をお願いします」との依頼を受け、向かった先は大阪の中心街の一つミナミに最近オープンしたばかりの高級ホテルでした。指定された時間帯が11時30分ということで「大丈夫かな、この時間帯はヤバいんじゃない」と思いつつ、5階の厨房前まで来ました。やはり厨房には入れず、総料理長と僅か5分ほどの面談でした。大急ぎで商品説明とサンプル(キハダまぐろまん)を1冊渡して「試食して見て下さい」と早々に退散しました。「ちょっと難しそう」とは思っても口には出さしませんでしたが、更に難しいと思われた理由はこの問屋とホテルの間にもう一社帳合で絡んでいることでした。ほとんど意識もしていなかったのに今朝担当者から電話があり「ホテル、決まりましたよ。」とのことでビックリしてしまいました。彼が言うには「サンプルはキハダだったんですが、実際の注文はバチでした。いきなり10㎏です。」と弾んだ声でした。営業の妙味です、どんなに準備して投入しても決まらない時は決まらない。しかし決まる時はあっという間です。相手を選ぶことなく、真摯に一生懸命真面目に投入していれば必ず報われるということを再確認させて貰いました。


高齢者施設で好評

夏の間は生食を控えているとのことで7月と8月の出荷はお休みしていましたが、9月から再開することになりました。主に関東圏を中心に120施設で8000名を収容する大手の高齢者施設にまぐろまんが入るようになって2年が経ちました。セントラルキッチンのスタッフの方々が健康管理に十分に配慮しながらメニュー作成に当たり前月のうちには1ヶ月間の全施設のメニューが完成し、その情報を共有して頂けるのでメーカー側としても非常に有難いお得意様です。高齢者ということで「筋目」をなるべく外して欲しいとの要望もクリアできましたし、しかもセンターへの一括納品ということで全てがスムーズに運んで来ました。コロナ禍で外出もままならない高齢者の皆さんにとって「食べることの楽しみ」にまぐろまんが貢献できればこれほど嬉しいことはありません。この会社には更に約20000人を収容する別なグループ施設がありますが、いずれそちらにもご紹介できればと考えております。東京は若干下火になりつつあるコロナ感染状況ですが、関西圏はまだまだ止まるところを知らずに拡大し続けています。そんな中、今日この施設から早々と10月度の予定数量の報告が入りました。感謝の一言に尽きます。