カタログ掲載

7月に行われた企業展示会で出会った大阪市内のホテル担当者の方がまぐろまんを大変気に入って頂き、「すぐに送ってください」と会場で注文を頂戴しました。その後も順調に使用して頂いているようで継続の注文が入っています。さて今回は、その展示会を開催された企業の問屋さんが「是非まぐろまんを秋のカタログに掲載したい」との申し出があり大変嬉しい限りです。早速、画像や規格書などをお送りすることになりました。まぐろまんの商品力は抜群なのですが、営業力や宣伝力などはまだまだ未熟です。問屋さんの営業マンの皆様に頼るしかないので出来るだけその方たちが営業しやすいようにバックアップをさせて頂くようにはしております。いつも思うのは「商品力は最高なので、いつかどこかで大爆発を起こす可能性は十分に持ち合わせている」ということで、とにかくそんな日が来ることを待ち侘びながらコツコツと積み上げるだけです。この「秋のカタログ」を見た方からとんでもない広がりを見せるかもしれませんので必ず大ヒット商品になることを信じて前に進むのみです。


輸送問題

まぐろまんは四国松山の本社工場で製造し全国に向けて出荷しています。通常の冷凍マグロであれば超低温(−50℃)の保管庫付の車両等で輸送します。小口であればヤマト宅配便を使いますし、大口であれば運送便に乗せて全国各地へ送っています。通常であれば翌日か、翌々日にはお届けできるようになっています。ところが沖縄(離島も含め)への輸送が課題になっています。6月からご注文を頂いている高級リゾートホテルでは、このコロナ禍でもお客様の数はどんどん増えているようで大量のまぐろまんを出荷しています。宅配便では料金が高すぎますし、運送便では毎日ではなく週に何便かです。更に船便がありかなり複雑でしたが、沖縄の問屋さんの担当者と何度も協議を重ね、出来上がったのが以下の表です。

これで何とかうまく流れるようになりました。1ヶ月間の賞味期限も既に1週間は輸送手段で無くなってしまうのでちょっと不利な点もありますが、調理現場と問屋と弊社との連携で何とかクリア出来て来ました。


製菓外食展示会2022

東海地方の問屋さんから「秋の製菓・外食産業展2022」開催のご案内と出展のお願の通知が届きました。今年で31回目を数える老舗です。昨年初めて出展し今年で2回目になりますが参加出展させて頂く予定です。コロナ禍でも昨年の展示会は非常に盛況で会場内はほぼ満員な状態が続いていました。この問屋さん限っては効果は徐々に出て来ました。おそらく営業マンの方々に浸透してきた結果ではないかと考えています。この一年間で営業マンがまぐろまんに対して徐々に理解を深めて下さり、その自信を飲食店に紹介して数量が伸びいて来ました。社長も非常に関心を持ってくださり、「まぐろまんを売った者(営業マン)には奨励金を出すよ」と言って下さり、その効果も上がっていると感じています。5年間続いた東京シーフードショー(8月24日~26日)への出展は諸事情により今年は断念しましたが、各企業が開催する個別展示会はまた別の効果が期待出来て面白いと感じております。こんな記事を書いていると沖縄からまた電話が入り「お盆明けにまた送ってください」とのことで、各地で営業して下さっている皆様に本当に感謝です。


工場視察

先月九州地方に出張した際に訪問した問屋の支店長が営業マンと高級料亭の料理長をお連れして松山の工場視察に来られました。同席は出来ませんでしたが、担当の営業マンから「工場内を分かり易く視察させて頂きましたし、工場長から丁寧な説明を受けることが出来て得意先の料理長も大変喜んでおりました。」とのメールを頂戴しました。まぐろまん天身を試食しその旨さに仰天したようでした。一度食べた方は本当に癖になるような自慢の逸品です。早速サンプルの依頼と見積書の要望を頂きましたので、手配することになりました。コロナ第7波がまだまだ猛威を振るっている中で、なかなか身動きが取りにくいですが、このように「百聞は一見に如かず」で実際に工場に来て頂ければまぐろまんの詳細をお伝え出来ますし、「どうして変色とかドリップの問題が解決できるのか」という疑問も実際の自分の目で確かめることが出来ます。職人気質の工場長も分かり易く説明してくれるので「工場視察」はお勧めです。


洪水、再び

線状降水帯が新潟県下越地方に掛り、地元では「記録的短時間大雨警報」が発令されたとのニュースが流れ、心配になって田舎に電話してみました。案の定昨夜からの大雨で50軒の集落の住民全員に「避難命令」が出て近くの公民館で一夜を過ごしたということでした。昭和42年の大水害を思い起こされるような濁流が上流から流れ込んでいて、現在も膝上ほどまで流れ込んでいるようでした。専業稲作農家の老兄に「稲は大丈夫か」と尋ねると「もう駄目よ。全滅だね。」との返答で唖然としてしまいました。「穂は出ているがまだ実が入っていない上に、この水害で穂の方に病気が発生して間違いなく全滅する、稲刈りの必要が無くなる分だけ楽さね。」高卒以来、80歳近くになるまで稲作一筋に生きて来た老兄だけに「この辺が潮時だ」とばかりにサバサバした声で話していました。42年当時は8月末だったので実が入っていたから稲は刈れたが、今回は早すぎて実が付いていないのでどうにもならないということでした。補償はあるのかと尋ねると「7割か8割の保険だけさ」とのこと。埼玉熊谷市近辺に在住する次兄とは「とにかく見舞いに駆け付けたい」と話し合っていますが、彼はまた熱中症地域のど真ん中に住んでいるし、妹は石巻にいるので何か『災害兄妹』みたいな一族です。かつての床上浸水のようなことが無いことと命の危険にだけは晒されないようにと祈るばかりです。


村上宗隆が大快挙

関西在住なので野球と言えば「阪神」ですが、この快挙は流石に記録に残そうと思って記しました。7月31日の阪神-ヤクルト戦では阪神が3連勝の勢いで前半からそれを確信しながらテレビ観戦していました。ほぼヤクルト打線を抑えていたので後半戦に向けて3連勝で良いスタートが切れると思い込んでいた矢先に村上がソロホームランを放ち、次の打席でもホームラン、更に次の打席でも2ランを打ち、3打席連続ホームランで2-4となり、阪神は逆転負けを喫してしまいました。敬遠策もあったと矢野監督を非難する声も出ましたが、後の祭りでした。阪神は2日には巨人との対戦で4-3で勝利し、連敗は避けられました。ところがとんでもないニュースが飛び込んで来ました。ヤクルトの村上が中日戦で2打席連続ホームランを放ち、前回の阪神戦から『5打席連続ホームラン』の新記録を達成したとのことでした。昭和の王・野村・落合、平成の松井と肩を並べ更に追い抜いて行く大快挙です。他球団のことなので詳しいことは分かりませんがそこに至るまでの努力や練習量、そして天性も加わり野球界のみならず暗い時代に大きな光を与えてくれました。しかし一旦目を外交に向ければ、「ぺロス下院議長が台湾を訪問」に対して中国が猛烈に反発しているとのニュースに「ウクライナの次は東アジアが危ない」と心配材料は探さなくても出て来ます。


高齢者施設

以前も何度かこの営業日記に登場して頂いている高齢者施設から秋からの注文が入りましたので報告致します。最も大きな得意先の一つでもう3年以上もまぐろまんを使い続けて頂いています。それまでも大手のマグロ問屋から冊状態で仕入れて使用していましたが、一番のネックはやはり品質にバラツキがあり中にはすぐに変色してしまうものもかなりあったようです。その上段ボール箱にバルク状態での納品ということで、非常に不衛生であったことも指摘されていましたし、当然解凍もかなりの手間がかかっていて評判的には結構低かったようです。東京シーフードショーで初めて出会って何段階かの審査を通過し、結構な時間も要しましたが最終的には「まぐろまん」の採用に漕ぎ付けて頂きました。使い続けて頂いてからはほとんどクレームもなく順調に納品を続けて来ました。ある時「高齢者なので『筋だけ』はしっかり外して欲しい」との要望があり、極力注意しながら出荷して来ました。高齢者なので万が一の為に「夏場と冬場の2ヶ月間はメニューを変えて生物は使用しない」との約束でしたが、それをきちんと遵守して頂き正確な注文を入れてくれるところなのでこちらも安心して対応でき、本当に有難い得意先の一つです。注文も納品月の前月ということで9月使用を8月1日には頂戴出来ました。


8月スタート

ウクライナ紛争も長期化の様相を見せているし、コロナ禍も収束どころかますます拡大しているし、ここに来て一気に気温が38℃などという報道で「熱中症」対策が叫ばれ始めている中、今日から8月がスタートしました。しかし実に生き難い毎日になって来て「楽しい人生を送りたい」と思う者にとっては逆行の日々を送らざるを得ません。幼き頃の田舎の原風景を思い起こしながら「昔はもう少しゆったりと生きていた」ように思うのはやはり年を取ったせいでしょうか。「頑張るぞ!負けてたまるか!」ともう一度腹に力を入れて真夏の戦線に立ち向かう覚悟を決めているところです。「まぐろまん」はそんな厳しい状況下の中でも頑張ってくれていて、2022年の今年は1月から7月までの業績は全て前年同月比(昨対)を上回り、7ヶ月間の合計値では137%を越えていました。問題は8月です、昨年は年間を通じて最も低水準が8月でした。大得意の高齢者施設では「老人向けなので夏場は生物は控えるようにしています」と7月8月は注文がありませんし、例年ではお盆の需要が若干あってもそれを過ぎると一気に下降線を辿ってしまいます。何とか営業力でカバーしたいと思うのが8月ですが、なかなか思うようには行きません。熱中症対策を取りながら「いざ出陣」です。


23万人を超える

ニュースによれば2日連続で全国感染者数が20万人を超えているとのこと。更に日本の感染者数が世界一多いということを聞いて唖然としています。第7波のBA5が非常に感染力が強いということも報じられていますが、ある意味でもう完全に麻痺状態に陥っているように感じます。もはやいつどこで感染しても可笑しくない状況です。会社を経営している友人から「高熱が出てどうやら感染したようだ」との連絡を貰いました。「このまま自宅に戻ることもできないのでそのまま救急車を呼んでどこかに入院しようと思う」と言っていました。もはや打つ手がないようなコロナ禍ですが、出来ることと言えば「マスクにうがい、そして小まめな手洗い、極力外出は避ける」くらいですが、一気に20万人を超えるとなるとどうしていいか途方に暮れてしまいます。幾度も艱難辛苦を乗り越えて来た人類ですが、このウィルスとの戦いに必ず勝利して次の時代にバトンタッチして行きたいものです。


色目の違いは・・・

沖縄の高級リゾートホテルで6月から大量のまぐろまんを導入して頂くことになりました。その取引にご尽力を頂いた問屋さんの担当者から「評判は良いです。ただ若干色目の薄いものが入っているがこれはどうしてか」との質問を受けたので工場長とも相談しながら回答しました。「まぐろまん(キハダ)の原料は延縄船で漁獲する天然魚です。回遊魚なので漁獲する海域や漁獲する時期などの条件によって色目は相当に違います。天然魚であることからそれは回避することが出来ません。更に、同じ一尾のマグロでも血合側と筋目側とでは相当色目は違ってきますし、背側の頭部は色目が薄くなります。キハダの場合は原魚が40㎏上を使用していますが、当然赤身もあれば脂身もあります。しかし全てを『赤身』として出荷することから当然色目が変わってくるのは間違いありません。部位による色目の違いは必然的に起こり得ることなのでご理解ください」とお伝えすることになりました。