21日でまん延防止等重点措置の解除が決定はしたもののまだまだ予断は許さない状況が続いています。その上3週間以上も続くウクライナ情勢の影響は現地の当事者の方々はもちろんですが、遠く離れた日本にも出始めております。特に原油の高騰は水産業界にとっては大打撃になっています。漁師さんたちの武器である漁船の燃料が値上がりしていて漁に出るかどうかの判断が出来にくい状況にあると聞いています。マグロ原料も全く同じでその影響を受けて毎回値上がりしている現状です。今朝も現場工場に「通販系列やネット販売などでまぐろまんの新規採用や継続使用が決定した」と言う内容を伝えると「注文が増えるのは本当に嬉しい限りだが、原料高騰には為す術がない」と頭を抱えていました。それなら販売価格を値上げすればと単純に考えがちですが、そこが非常に難しいところです。お互いにギリギリの線で価格設定しているので両社合意でなければ進みません。正確な情報を伝えながら相互信頼の中でしかこの難局を乗り越えることが出来ません。誠意をもって情報を伝えていきます。
活伊勢海老に学ぶ
得意先から活伊勢海老の注文を受けました。しかし大半の漁場は禁漁期間中で十分な数量を確保できていませんし、おまけに伊勢海老は夜行性という特質を持っており、漁期が解禁になっても満月近辺の期間はほとんど漁獲できません。実は今がちょうどその満月に近い期間であるために思うように獲れない状況です。更に年間を通じて「春海老は弱い」と言われ春先に獲れる伊勢海老は漁獲しても直ぐに死亡してしまうという極めて難易度の高い注文になりました。来週土曜日(26日)に55尾を揃えて欲しいという内容でしたが、丁重にお断りしました。婚礼用ですから使用される料理長さんたちは最高級品の活きた伊勢海老を所望され、最高級のおもてなしを考えておられたと思うのですが、出来れば産地状況などの現状をご理解頂いた上でのメニュー作成をお願いしたいと思っています。漁場にもよりますが3月から8月までが概ね禁漁期ですし、何といっても「天然物」なので供給が非常に不安定です。代用品として「活け締め凍結品」があります、品質的には活物と遜色はないのですが、「冷凍品でしょ」という具合にその価値をなかなか認めて貰えません。水産物を扱う上での非常に難しい難問です。まぐろまんも似ていて、天然原料を如何に品質を保持しながら安定供給を安定価格で提案するかということで生まれて来ました。産地と流通機関と実際に使用される調理現場とでしっかり情報共有することが大事かと思われます。
岡山の社長から
岡山県にはまぐろまんを熱心に営業して頂く若き社長さんがおります。今朝も元気な声で「まん防(蔓延防止等重点措置の期間)が明けたら一度松山の工場に行ってみたいのですが手配できますか」という電話を頂戴しました。「大阪は未だのようですが、岡山はすっかり明けて最近ではどんどん活動が活発になり営業も動き出しています。一度はしっかり見学し、それでまぐろまんの営業に拍車を掛けようと思っているんです」と。実に頼もしい電話でした。大阪が明けたら早速対応しようと思っています。各自治体によって解除に関する決断はマチマチですが、経済的観点からすれば「一日でも早く、一刻でも早く」と願うばかりです。2年以上続いたコロナ禍は結局のところ「ゼロコロナになることはない」ので「如何に各自がコロナと上手に付き合っていくか」しかないというのが私見です。ウクライナ情勢も加わって益々厳しい状況が続きそうですが「ピンチはチャンス」と捉えて前進あるのみです。
まぐろまん大トロ
本マグロの天身が好評を続けていることで、「更に次の段階に進めて行きたいと思います」という通販会社の担当者のお声掛けがありました。「是非とも次は中トロと大トロを提案して頂けませんか」との具体的な内容が続いたので早速検討に入りました。まぐろまんの元々のスタートはキハダからで次がメバチ、更にキハダのグレード違いと順次拡大していき、昨年から本マグロに挑戦しました。最初は赤身から始めたのですが「変色の問題」が壁になってなかなか前に進めませんでした。そんな中で希少部位ではありますが天身に標準を定めたところ思う以上の効果が表れ、検査機関でも「賞味期限1ヶ月」を付けても問題なしと言う評価が出ました。味的にも予想以上の人気ぶりで昨年中ごろから大いにフィーバーしました。さて今回は中トロと大トロでマグロとしては最終段階の究極の課題になります。とにかく変色の原因は「脂分」ですので、それが多くなればなるほど変色も早くなります。現段階で1ヶ月間はどうしても無理ですが、1週間なら出荷オッケーの許可が出ています。念を押して「着荷当日か翌日には食べて頂く」という条件を付けて提案することになりました。
気温上昇/春到来
いつの間にか20℃を越すような温かさになり、街を歩いていても汗ばむほどの季節になって来ました。春の到来を感じるこの頃です。コロナも高止まりではありますが若干下向きのような気配も見え微かな光が見え始めているというところです。全く個人的なニュースで大変恐縮なのですが、私にとって年間を通じて最も憂鬱な期間が今の時期です、何故なら30年以上続く「花粉症」に毎年悩まされて来たからです。確実にかかりつけ医に行って薬を処方して貰いそれでも油断すると一気に悪化して苦しい日々がずっと続くというのが恒例でした。ところが今年はその気配が全くありません。正にこのような春先を体験できるというのはもう記憶にない程です。毎日の花粉情報では「多い」「非常に多い」の予報なのに、鼻も目もそして喉も何の症状も出て来ないのです。正に奇跡です。何の手当もしていないのに花粉の影響を全く受けていません。こんなことがあるとは一瞬信じられないことですが確かに起こっている事実です。年を重ねていく毎に体調や臓器が悪化することは当然ですが、何もしないで良くなっていくというのはこの年齢ではありえない話だと思っています。有難く思いながら外に出て行こうと思います。
AC朝市企画
準備を重ね3月(春号)から開始した通販会社様への初回納品に続いて2回目の注文依頼が入りました。カタログを送って頂き拝見して見ると1面全部がまぐろまんでしたので驚きました。商品的には自信作ですが、実際にエンドユーザー様がどのような反応を示されるのか大いに期待したいところです。また同社の担当の方から「AC朝市企画」を開催するので相応しい商品があれば提案して欲しいとの依頼を受けました。早速長年のお付き合いのあるメーカーさんにお願いしたところ快く承諾してもらいました。青森県産のホタテ2種類(酒蒸しホタテ・ほたてグラタン)をご提案することになりました。先ほど「特価を出して頂いているところ申し訳ありませんが、出来ればあともう少し頑張って貰えませんか」という電話を頂戴しました。出来ないことはどんなことをしても無理ですが、出来ることなら少しでも頑張ろうと「月曜日までに返事させてください」と電話を切りました。どちらかだけが利益を得るのではなく、両方とも利益を分かち合えてこそ発展すると信じています。頑張ってみようと思います。
韓国新大統領
ウクライナ侵攻から2週間が経過し、当初は数日でキエフを陥落させると考えていたプーチンの思惑が大きく外れたような形だが、間もなく猛攻撃が開始されるというニュースで世界中の注目が一点に集中しています。それぞれの国がそれぞれの立場でこの戦争を終結させようとしているのは分かりますが、果たして独裁者プーチンにどの程度の効き目があるかは定かではありません。そしてその間も最も被害を被るのはウクライナ国民です。冷戦時代への逆戻り以上の状況の打開策を誰を中心にして行うのか、一刻も早く終止符を打ってほしいと願うばかりです。そんな厳しい情勢の中で隣国韓国に新しい大統領が今朝未明に誕生しました。日本には門戸を開きたいと言っているようですが、北朝鮮問題や中国問題を含む東アジアの安全保障について考えると非常に注目すべき人物かと思われます。ウクライナ情勢は地理的には遠い話ですが、東アジアは我々にとっては喫緊の課題です。冷え切った日韓関係を改善し、脅威を排除しながら協力し合ってリーダーシップを取って貰いたいと思っています。真の未来志向のパートナーになって貰いたいものです。
結婚式場が動き出す
昨年の秋頃から出荷が止まっていた関西圏の結婚式場から嬉しい注文が入りました。コロナ禍で休業状態だったのがようやく動き出したようです。まぐろまんは冠婚葬祭には非常に根強く人気があり特にコロナ禍でもセレモニー関連は大きな落ち込みもなく比較的安定的に供給して来ました。ところが結婚式場関連は相当に落ち込んだことは事実でした。もちろんコロナが十分に収まったとは言い切れませんが、徐々に動き出したことは本当に嬉しい限りです。暗い暗いニュースの日々ですので、せめて結婚式が盛んに行われるようになってくれることで明るい話題が増えて欲しいと願っています。特に少子高齢化社会と言われて久しいのですが、赤ん坊がどんどん増えて元気な子供たちが外で賑やかに駆け回る姿をもっともっと見たいものです。世界の人口は増えているのに日本の人口は決して増えていません。未来を背負う子供たちが途絶えてしまえば100年で国は滅亡してしまいます。若い世代が安心して子供を産み育てられるような社会を作ることは政治家だけではなく先に生まれて来た私たちの使命でもあります。私事ながら今月長男家庭に次男が誕生する予定です。31日が予定日ですがまだ分かりません。母子ともに元気で安産であることを願いつつ。
一瞬の解決
業務上WordとExcelは欠かせないツールです。日常的に不便なく使えているうちは良いのですがちょっと壁にぶち当たる一歩も前に進めないのが昭和生まれの宿命でしょうか(昭和生まれでも長けている方は沢山いるので失礼しました)。そんな時に教えて貰える人がいるというのは何と幸せなことかと改めて感じる次第です。今朝はExcelに躓き数時間も費やしてしまい、それでも解決できずとうとうMさん(パートナー)に内容を送って教示を願いました。Excelは表計算ですから縦合計や横合計くらいは何とか出来るのであまり不便を感じずに利用して来ました。ところが結構な量になってきたので縦合計と横合計を算出し、合わせようとしたのですがどうしても1350円の誤差が出てしまい、本来はきっちり合うはずの両方の合計値が何十回やっても合いません。Mさんに送ったところ5分で回答が返って来て、それを見て愕然としてしまいました。数時間かけたものを5分で解けたわけですが回答を見れば「何だ、そんなことだったのか」と。「縦列の1行(1350円)がいつの間にか隠れていた」という事実を見つけ出すことが出来なかったというのが今回の失敗でした。どっぷりその中に浸かっていたので単純な足元を見失ってしまっていたということでした。そしてMさんの瞬時に見分ける力には舌を巻きました。
星占い
みずがめ座です。朝の番組で時々目にする星占いですが、今朝は何と大当たり、12星座の中で最高の運勢と出ていたので「どんな良いことがあるか」と期待してスタートしました。途中で銀行口座の記帳があって銀行支店に立ち寄りました。ATMで記帳するだけのことですが、2台しかないATM機に2人の女性が入金作業を行っていて終わりそうにありません。待つこと10数分、ようやく片方の機が空いて順番が来ました。私の方はただ記帳するだけなのですが、何度入れても通帳が戻って来ます。仕方がないので窓口の順番待ちの札を引きますとすぐ次の順番でした。ところが2つある窓口には男性と女性がずっと話続けていて終わりそうにありません。入館してから20分以上は経過しています。「ただ記帳するだけなのに」と思いながら2人が終わるのをずっと待ちました。それから10分ほど過ぎてようやく呼ばれて窓口へ。記帳できないことを伝えると「磁気が壊れているようですので交換します」と言われ、更に待たされること10分。新しい通帳を手にして時計を見ると既に40分以上の時間が経っていました。そして支店の出口を出る時にはお客さんは誰もいませんでした。「あれ!今日は最高に良い日だったはず」と思いながら、これは一体何だったんだろうと思い込んでしまいました。大難を小難と捉えるべきか。