7月6日に行われる「企業主催の展示会」に2年ぶりで出展することになりました。それに伴ってその企業が社内試食会を行うという通知を頂いて参加して来ました。具体的には20名ほどの営業マンの皆様に商品説明を行いながらまぐろまんの試食を行いました。彼らが理解し納得がいったら営業が進むし、そこが難しければその先も難しくなりそうなそんな場でした。他社の食材も一緒だったので細かな説明までは十分に出来ませんでしたが、皆様の脳裏にはしっかりと焼き付いたのではないかと感じました。持参した試食用サンプルは最後若干残りそうだったのに、一人の営業マンがまぐろまんの前にどっしりと椅子に腰かけて残りのサンプル全てを平らげてくれました。営業マンお一人お一人と名刺交換しながら、そこでまたまぐろまんの紹介もしました。時間的にはあまり余裕のない試食会でしたが、本番の展示会に向けて大きな準備が出来たと思っています。ひとつひとつの積み重ねです。
訃報
昨日22日(水)未明に親戚がひとり亡くなりました。産婦人科医で70歳でした。最近心臓の具合があまりよくないとは聞いていましたが、それでも元気そうで19日の父の日のプレゼントを子供たちから贈られて大変喜んでいたということも聞いていましたので突然の訃報には本当に驚かされました。体調不良ということで寝室を別にしていた夫人が見つけた時には床に一杯の血を吐いて冷たくなっていたとのこと、すぐに救急車を呼んで搬送し蘇生を試みたものの無念にも帰らぬ人になってしまったということでした。3月には2人目の孫が誕生してこれから楽しい老後の人生が始まろうとしていた矢先のことでした。山登りや山歩きが大好きな人で一度だけ山梨県の山歩きに同行したことがありましたが、とても謙虚で優しい人でした。産婦人科医を天職として数知れないほどの新しい命を取り上げて来ましたが、体力的にも厳しくなりつつあって第一線を退こうとしていた矢先のことでした。天寿とは言え今の時代からすれば余りにも早すぎる命でした。彼の母親(93)が4月24日に亡くなったばかりで、もしかしたら迎えに来たのかも知れないなどと話し合っていました。ご冥福をお祈りします。
最近の出来事
・115円だった為替が一時136円まで円安になった
・ノーベル平和賞受賞者がメダルをオークションにかけ140億円余りで落札された金額を戦争で犠牲になっている子供たちのためにと全面支援
・東京都が中学生までの医療費無償化を来年度から高校生まで引き上げるとのこと、子育てには大きな助けになると
・ダイソン大学では会社から給料を貰いながら技術者として学び、将来は立派なエンジニアとしてダイソンに就職する
・太陽フレアの影響で2年後には2週間ほどスマホなどが使えなくなるかもしれない
・まぐろまんは100㎏単位での注文も入るように
出荷は好調
内外の厳しい環境圏に晒されながらもまぐろまんの出荷量は今のところ好調をキープしています。目安としているのは「出荷数量前年同月比」ですが、1月217%、2月112%、3月149%、4月122%、5月112%。そして6月度は昨日時点で112%を越えて進行中です。値上通知を余儀なくされている状況下ではありますが、まぐろまんの価値を理解して使用して頂くところが徐々に増えているように感じます。というよりも全てのものが値上という中だからこそ100%使用可能で廃棄処分をすることがないまぐろまんの威力を発揮できているのではないかと考えています。時代のニーズに合致し、調理現場で喜んで使用して頂き、更に大きな意味でコストダウンに繋がり、SDGsの役割まで果たせるということになれば製造側としても本当に嬉しい限りです。経済がもっと落ち着いて安定さえしてくれれば文句なしなのですが・・・・。
災害列島
昨日の震度6弱に続いて今日も又同じ能登半島地域で震度5強の地震が発生しました。特にこの地域は頻発する可能性の高い場所だと報じられていました。日本中のどこで大地震が発生してもおかしくないほどですが、それに伴っての津波の恐ろしさは11年前の東日本大震災の映像で今でも目に焼き付いています。そして1923年に起きた関東大震災では大火災と連動して沢山の被害が出ました。梅雨入りになると大雨が心配です。線状降水帯の発生によりいつどこで大豪雨をになるかこちらもまた大きな心配の種です。更に南の海上で発生する台風が日本列島を目掛けて今年は何個襲来するのかと考えると正にこの国は「災害列島」そのものです。その上3年続くコロナ禍に加えてウクライナ侵攻も全く収まる兆しが見えませんし、それらと連動するかのように経済の先行きは全く見通せない状況です。そして近隣諸国では不穏な動きが・・・・。こちらもミサイルだとか海洋進出だとか、物騒な動きで明るいニュースがありません。自然災害に人的災害が加わって未曽有の事態になりかねないのが現状です。来るものは来るし、起きることは起きるので、そんな時こそ「慌てることなく、備えあれば患いなしのように出来るだけ非常事態に備えられるように常に準備しておきたい」ものだとしみじみ感じています。
ゴルフ人生
30代も後半に差し掛かり、会社でも徐々に責任ある地位に就こうとしている我が家の長男から「ゴルフを教えてくれないか」という話が出て来ました。かつて何度か将来必要になると思うから始めておいた方がいいと勧めてみたもののなかなか気乗りしなかったようで放置していました。そうしたら今回上司3人から誘われたようで自分が出来ないことに相当なショックを受けたようです。必要性に迫られてすぐにでもコースに出て教えて欲しいというのでそれは無理だと伝えながら、ゴルフを始めるのに一番大切なことは何かということから少し話し始めました。「ゴルフで一番大事なことは『危険なスポーツ』だということ。まかり間違えば怪我をさせたり事故に繋がり兼ねない。そこで重要なことはルールとマナーとエチケットを遵守することで、それが出来て初めて楽しいスポーツになる。その基本姿勢が出来てないとゴルフを始める資格がない」と明言しました。その上で始めるなら最初は「素振り」を覚えると良いと伝え、型をしっかり出来るようになれば有意義なゴルフ人生を送れるし、生涯あと40年は楽しめると言いました。最後にタイガーウッズの「Boll never lies」という言葉があり、結果を生むのは全て原因であり、それがゴルフの面白さであり、人生観に通ずるものがあると話しましたが、果たしてどこまで伝わったか。
課題は「送料」
沖縄営業の実りが徐々に現れ始めています。担当者から高級リゾートホテルでの導入が決定した旨の知らせが入り、早速次の注文を受けました。問題は「送料」です。まぐろまんの価格設定は全て蔵前価格(松山市から出荷する前の価格)になっていて送料は別途になっています。ですので遠方になればなるほど送料がかかってしまうので仕方のないことなのですが、沖縄は別格です。通常料金は宅配便を使用して10㎏箱で3,360円(税別)ですので、単純に1㎏辺り370円(税込)が商品価格に上乗せされる計算になってしまいます。一つの方策としては船便使用という手があります。沖縄の問屋さんはほぼそれを使用しているようで今回もそのルートを使うことにしました。それでも課題はあります。まずは出発港である大阪港に松山から配送するということ、更に出航が木曜日と土曜日の週2便であるということ、そして船便のために宅配便ほど早くはないということなどですが、幸い冷凍対応の船便なので−25℃で保管輸送して貰えるのは有難いことです。様々な面でハンディを抱える沖縄県ですが、産業支援という形で輸送費用を国家が支援してくれればもっともっと豊かな島になり、県民の暮らしも向上するのではないかと、今回のまぐろまんの輸送を通じて感じました。
賞味期限
最近新規で取引が始まった問屋さんから賞味期限についての質問があったので改めて記しておくことにします。冷凍マグロは保管や流通が非常に難しく、超低温冷凍庫(−50℃)が絶対的に必要条件です。それを使用しなければ黒変等のトラブルの原因になり兼ねません。「マグロは日配商品」と言われる所以でもあります。つまり超低温冷凍庫から出庫し、超低温付の冷凍車で輸送し、配送先でも超低温冷凍庫に入れて保管するというのが大原則ですので、超低温がなければ見る見る劣化して行くことになりますから「日配」と言われている訳です。さてそのような常識を覆したのが「まぐろまん」です。当然まぐろまんでも超低温冷凍庫での保管が可能であれば賞味期限は1年間を保証していますが、一般の冷凍庫(−18℃)でも1ヶ月間の賞味期限を付けることが出来るのが大きな特徴です。新規の問屋さんから「弊社には超低温冷凍庫が完備されているのでまぐろまんはそこに保管しながら出庫します」とのことだったので賞味期限1年間(−50℃)ということで一括表示を発行することにしました。このようにまぐろまんは相手先の保管庫が一般(−18℃)なのか超低温(−50℃)なのかによって2種類の一括シールを選択できるようにしています。超低温を持っていれば更にまぐろまんの効果を拡充して発揮することが出来ます。因みに「まぐろまんの品質的な評価は非常に高いですよ、納め先からそのように言われています」との担当者からのコメントを大変嬉しく受け止めました。
またも「値上」へ
工場からの悲鳴です。「原料の高騰が収まらない。このままでは原価割れしてしまう。何とか値上げをして欲しい。」4月に通知し6月1日から実施したばかりなのに再度の値上は極めて厳しい状況になると考えています。しかし原料供給会社からは「難しいなら買って貰わなくても構わない」との強気の答弁のようです。若干の海外観光客の門が開かれたとは言え、まだまだ軌道に乗るほどにはなっていませんし、ウクライナの情勢も長期化の兆しさえ見える上に、24年ぶりの円安(一時135円台)と株価の下落で経済状況は大混乱の様相を呈しています。そんな渦の中にまぐろまんも真正面から晒されているのが現状です。とにかくこの嵐が一日も早く収束することだけを祈り願いながら心を曇らせつつ「値上通知文」に向かおうとしているところです。
元の鞘に収まるもんだ
初戦からの大連敗でスタートし最下位に屈してきた阪神タイガースが、交流戦の最終カード「関西ダービー」でオリックスバッファローズに3連勝して締め括り、12勝6敗の2位で終了しました。この間に最下位を脱出し他のチームとの兼ね合いもあって4位に浮上して来ました。「投高打低」と揶揄されながらなかなか投打が嚙み合わない日々が続きましたが、最終日の昨日はガンケル投手が完封こそ逃しましたが見事に初完投で勝利し、打線も繋がり打つべき者が打ってようやく投打が噛み合っての勝利でした。地元ながら元々は実力のあるチームですので、後半戦はぐんぐんその実力を発揮して行くものと思います。途中経過でどんなに負けが込んでいようが難しい状況に晒されようが勝つべきものは最後には必ず勝つし、例えどんなにスタートが良くても力なきものはいずれは落ちて行くのが常であり、真理であると思っています。「絶対に負けないし、最後には絶対に自分たちが勝つ」と確信を持って信じ続けるところが勝利を掴むもんだと信じます。それはスポーツの世界だけではなく、事業においてもまた人生においても「元の鞘に収まる」と固く信じています。